アタマジラミの特徴

成虫と卵、それぞれの特徴

アタマジラミの大きさは、成虫で2mm~4mm程度と言われています。

見た目は細長く横幅は1mm前後位なので、きちんと確認しないと意外と気づかないかもしれません。色も頭皮に近いような白色をしているので、目を凝らさないと見逃してしまいそうですね。

アタマジラミの卵は乳白色で米粒のような形をしていますが、成虫になり時間が経つにつれて、見た目が茶褐色に変わってくるそうです。

「卵の色が黒色だった」なんていう情報が有ったのですが、この現象は、スミスリンシャンプーを使用した後に起こるらしく、殺虫成分による何らかの化学変化により変色する事もあるそうです。

シラミ専用クシで卵を取り除く時、日本人の髪の毛の色は黒いので、卵の色は白い方が見やすいと感じますが、子供の頭皮は白いので地肌に近いと見分けは付きにくいのが厄介です。

その色よりも更に問題なのは、卵の駆除方法です。
シラミの卵は、従来の駆除剤が効かないので、直接取り除くか、ふ化してから駆除するしかありません。

また、卵は、セメントのような接着成分で髪の毛の周囲を覆うように固着していたり、髪の毛の根元の部分に有る事が多いので、専用のクシを使っても簡単に取れない事もあります。

シラミの卵には薬も効かないし、物理的に取り除けない事もあるのです。

こういう特徴を考えても、まずは、卵を駆除してアタマジラミがふ化する心配が無い状態にしてから取り除くようにしたいところです。

小さいのにしぶといアタマジラミ

アタマジラミは、頭部に寄生して頭皮の血液を吸血し、栄養を蓄え卵を頭髪に生み付けます。この卵は、セメントのような硬い接着成分で固定されるので、簡単に取り除く事はできません。

比較的頭皮から離れたところに卵があれば、専用のクシでもある程度除去する事も可能と言われているので、この場合は、髪の毛を濡らしてから取り除くと良いそうです。また、専用のシラミ駆除製品を使いながら梳くとより効率的です。

アタマジラミの感染経路として多いのは、子供同士がじゃれ合うなどして髪から髪へと移る事ですが、直接触れていなくても感染する事も有ります。

例えば、プールの授業などで同じロッカーやカゴを使用し、そこに残っていたアタマジラミがタオルなどを介して感染するケースもあり、共有するもの経由での感染も少なくありません。

また、幼稚園ではお昼寝の時間など、枕を共有した事で感染する場合もあるそうです。このように、アタマジラミは子供の集団生活での感染リスクが高いだけでなく、卵を発見した段階では、すでに何日も前から居た事になるので早めに処置したいものです。

シラミ症は、はやり病のように時間が経てば治まるというものではなく、きちんとした駆除を講じなければ、繁殖して次第に数を増やしていくしぶとさがあるので、見つけたら早めに対策した方が無難です。

厄介なシラミの卵

アタマジラミについて何も知らないと、髪と髪の間に見つけても、ただのゴミかフケ程度にしか思わない事もあるそうです。

この位の大きさなので、ブラシでは無理ですが、クシで髪を梳けば、それにひっかかってある程度はアタマジラミを駆除できるそうです。つまり、いちいちアタマジラミを駆除するための、薬用シャンプーやパウダーを買わなくても良いそうです。

しかし、クシでブラッシングするだけでは、アタマジラミによる症状を根治することはできないそうです。なぜなら、アタマジラミで厄介なのは、それ自体ではなく、それが髪に産み付ける卵だからです。

なんでも、アタマジラミは髪に寄生する中で、毎日いくつもの卵を髪の毛にセメントに似た特殊な接着剤成分で固定して産み付けるのだとか。強く髪に接着されているため、クシで梳くくらいでは到底取れないそうです。

つまり、クシでアタマジラミの成虫を取り除いても、また卵がすぐに孵ってしまうため、所詮は一時凌ぎにしかならないそうです。そのため、アタマジラミを根治するには、多少面倒ですが、薬用シャンプーやパウダーを使うのが一番確実だそうです。

ヒトの血液からしか栄養が取れないのに、なぜそんな接着剤のようなものが作れるのか不思議ですね。

駆除する場合は、アタマジラミ専用のクシもあり、それを使用することで効果的に成虫や幼虫だけでなく卵も取ることが出来るようですが、実は卵の中には、髪の毛の根元にくっついているものも有るらしく、それは、クシの先端が当たるだけで、取り除くのは難しそうです。

ヒトに寄生(吸血)する3種類のシラミ

シラミには、いくつかの種類があるそうです。
人間に寄生するシラミは、アタマジラミ、毛ジラミ、コロモジラミの三種類。

名前から連想できるように、アタマジラミは、頭髪に生息。
毛ジラミは、陰毛に生息。そして、コロモジラミは、衣服に生息。

このように、棲み分けされているそうです。

これらは、ヒトジラミというグループに分けられるらしく、人間の血液のみを栄養分として生きているそうなので、他の動物などには寄生しません。

何となく、外で遊んで寄生されそうに思えますが、実際には、ヒトからヒトへというルートしかないという事ですね。

そんなヒトジラミは、1日に数回吸血を繰り返します。

アタマジラミの場合、成虫となったメスは、1日に5個~7個ほどの卵を産むそうです。
もちろん、オスとメスが交尾した後にです・・・。

頭の上でそんな風に増えていると考えると、ぞっとします・・・。

でも、一番厄介なのは、コロモジラミだそうです。
理由は、山岳地帯などのように、毎日のようにお風呂に入る習慣が無いエリアで寄生する事が多く、感染症などのリスクがあるからです。

対して、アタマジラミ、毛ジラミは、基本的に感染症などは持っていないそうです。不衛生にしていると増えるコロモジラミは、要注意。

こうした種類の違いを理解していないと、「アタマジラミって不潔だとかかる」と誤解されがちですが、そういう事は無いので、偏見は持たないようにしたいものです。

ちなみに、アタマジラミと毛ジラミは、それぞれ寄生する場所が決まっていますが、たまにイレギュラーな事が起こり、アタマジラミが陰毛に寄生したり、毛ジラミが頭髪に寄生する事もあるそうなので、寄生されている時は、タオルの使用に要注意です。

子供の変化を見逃さないように

「頭が痒くてムズムズする」と子供が言ってきたら、それは、アタマジラミの可能性がありますのでくれぐれも見逃さないようにしましょう。

でも、子供は、すぐにどこか痛くなったり痒くなったりと、毎日のように繰り返す事もあり、それらにイチイチ対処しきれない気持ちも理解できます。

中には、親の気を引きたいからと言う場合もあったりするので、親としても、そこまで構ってあげられなかったりしますよね。

実際に、アタマジラミでも何でも無く、冬場でが乾燥している事が原因の肌荒れだったなんてという事だってありますし、冬場には、あまりアタマジラミが流行らないとも思われがちです。

季節は、あまり関係ないそうです。

しかし、それが連日続くようなら普通ではありません。どこかしらに異常が隠されているので、アタマジラミ以外の病気等も含めて、子供の変化をしっかり確認してあげたいところです。

また、頭が痒いという症状は、アタマジラミの吸血によるアレルギー反応ですが、中には、この痒みを感じていても、アタマジラミを知らないが為に、特に気にせず過ごせてしまう子供も居ます。

ですが、そうした子供の症状に気づかないで居ると、気づいた頃には、シラミで大変な状態になっているだけでなく、他の兄弟を含め一緒に生活する家族にも感染する恐れがあるので注意したいところです。

枕やシーツは熱湯で駆除した後に洗濯、小まめな掃除、そして、家族仲良くシラミの駆除となっては、手間も出費も容易なものではありません。

そうならないためにも、少しでも早く気づいてあげられるかどうかが肝心であり、気持ちの準備が出来ていれば、焦って対処に追われる心配も無くなります。

ただし、アタマジラミが寄生し結構増えてしまっても痒みを感じない場合もあるようなので、時々頭のチェックするに越したことはありません。