毛ジラミの特徴と処置時の注意点

毛ジラミとは

人に寄生するシラミは、アタマジラミ、毛ジラミ、衣ジラミの3種類がいます。

毛ジラミの体長は、1~2mm程度でアタマジラミよりも丸い形をしています。見た目の印象からすると、アタマジラミの腹部が小さくなったような形をしています。

アタマジラミと毛ジラミで異なるのは、感染場所です。

子供の頭髪に感染しやすいアタマジラミに対し、毛ジラミは、成人男女の陰部に感染することが多く、そのきっかけは性交渉が大半です。

また、感染経路は同じ接触ですが、陰毛部分の接触となると性行為以外あり得ないため、アタマジラミとは違い、毛ジラミの感染者は大人がほとんどです。

シラミの種類を比較

シラミには、以下のような3種類が存在します。

  • アタマジラミ:主に子供の頭部周辺に寄生
  • 毛ジラミ:主に大人の陰部に寄生
  • コロモジラミ:衣服や下着などに寄生

■アタマジラミ

アタマジラミは、体長が2~4mm程度の大きさで見た目は、細長いのが特徴です。主な感染部分は、頭髪ですが、首筋やうなじ周辺で吸血され、発疹が出来ることもあるようです。

感染経路は、頭髪同士の接触の他、タオルやシーツなど、間接的に頭髪が触れるものを介してうつることがあります。

子供に多いと言いますが、子供が持ってきたアタマジラミに気づかずに生活していると家族にも感染してしまうことがあるので注意が必要です。

■毛ジラミ

毛ジラミの体調は、1~2mm程度とアタマジラミよりも小さく、形も四角形に近いような見た目をしています。

子供の感染は少なく、主に大人の間で流行するものですが、感染経路は、性行為によって陰毛同士が触れることで起こると言われています。

アタマジラミと同様に、感染していても無症状という場合もあります。症状が現れやすい場合だと、吸血によって一種のアレルギーが起こり、かゆみを訴えるケースもあるようです。

■コロモジラミ

コロモジラミの成虫の大きさは、アタマジラミと同程度の2~4mm程度だそうです。特に要注意な点は、感染症を媒介する力を持っていることです。

メスは、1日におよそ10個の卵を産み一生涯で200個ほども産めると言われてます。

他の2種類とは違い、衛生環境が悪いと感染することがあります。衣服の着替えや入浴の習慣が無いと起こりやすいので、衛生面を心がけて普通に生活していれば、そこまで心配は無いようです。

コロモジラミという名前からもわかるとおり、衣類に寄生します。

駆除するには、衣類を60℃以上の熱湯に5分以上浸したり、洗濯、掃除などでも駆除可能という点も他の二つとの違いです。

激しい痒みの自覚

寄生されると激しいかゆみを伴うことが多くあります。

かゆみを自覚するようになるのは、感染後1~2ヶ月程度とタイムラグがあるそうです。感染後から時間が経過して毛ジラミの数が増えると、かゆみを伴う割合が多くなると言われています。

ただし、かゆみの度合いには個人差が有ります。

数匹程度が寄生しているだけでも激しいかゆみを伴うこともある一方、数十匹となっても全くかゆみを感じないケースもあるようです。

皮膚が色素沈着する恐れ

かゆみの他に注意したいのは、色素沈着です。

シラミは、血液から栄養を吸い取り枯渇したものをフンとして排出します。これが皮膚に残ったり、または、下着に付くことで黒い点の汚れが付着するようになります。

皮膚の咬まれたところからヘモジデリンというヘモグロビン由来の血を含む成分が浸透し、色素沈着を引き起こすこともあります。

一般的に陰毛から陰毛へ感染し寄生するというのが毛ジラミの特徴ですが、肛門周辺や脇毛など、陰毛以外の部分へ感染することもあり、また、中には、頭髪へ感染することも稀にあるようなので、油断できません。

毛ジラミが男性の頭髪に感染するのは稀らしく、幼児や女性の場合は、感染することがあるようです。

毛ジラミの卵の取り方は?

毛ジラミで面倒なのは、成虫よりも卵です。

直接取り除く作業には、シラミ専用のクシを使うのが適しています。陰毛にしっかりくっついている卵も除去することができるような目の細かいものです。

従来の駆除剤であるスミスリンシャンプーなら、3~4日に1回洗うと2週間程で毛ジラミの成虫や幼虫は除去できます。

しかし、殺虫剤成分として知られるフェノトリンは農薬などに含まれる成分なので、その辺が健康面で気になるかもしれません。

今は、シラミンローションで卵も同時に駆除できるので、これを使いつつ専用のクシを用いれば、剃毛せずに一網打尽も可能ということです。

関連記事一覧

MENU