毛ジラミの症状の特徴とは

稀に頭部に寄生する事も・・・

人に寄生するしらみには、アタマジラミ、毛ジラミ、コロモジラミの3種類があります。そして、皮膚から吸血することで、かゆみや湿疹を引き起こします。

しらみはオスメス関係なく、また幼虫から成虫まで一生を通して吸血しますが、人に寄生するしらみは他の動物には寄生しませんし、他の動物に寄生するしらみは人には寄生しません。

毛ジラミは体長1~2mmで、主に陰毛に感染します。

陰毛以外にも、体毛や頭髪に寄生することもあります。

また、小児のまつげから検出された症例も報告されています。主な感染経路は性行為によるものです。アタマジラミやコロモジラミとは形態的に明らかに異なり、カニのような形態をしていることから、crab liceとも呼ばれています。

小児から発見されたような場合は、原因となっている家族などの毛ジラミ感染者の駆除が必要となります。毛ジラミは病原体の媒介に関わらないのですが、毛ジラミの外部寄生は性感染症に位置付けられています。

毛ジラミの感染経路

毛ジラミは、寄生部位が陰毛であるために、性行為によって伝播が起こります。慢性感染者はかゆみが無いといわれていて、新たな感染者は数週間後から激しいかゆみによって毛ジラミの寄生に気が付くといいます。

現時点で、日本における患者数推定可能なデータは存在しておらず、毛ジラミに関しては、駆除剤に対する抵抗性の発達も知られていません。

患者が医療機関を受診する可能性が低く、薬剤を個人的に入手して駆除している現状を考えると、抵抗性の毛ジラミが既に出現している可能性も考えられます。

毛ジラミの身体は褐色を帯びた白色をしていますが、栄養源として吸い取った人の血液が消化管に取り込まれると毛ジラミの身体は赤茶色になります。この吸血した人の血液は最終的に茶色い便となって排泄されるため、毛ジラミが寄生している患者の下着には毛ジラミの血糞である茶色い粉末が付くようになります。

毛ジラミ症の場合、潜伏期間はなく、一般的には毛ジラミ症の患者は、陰部を掻きむしってしまうほどの激しいかゆみを訴えることが多いようです。毛ジラミは吸血をするときに唾液成分を注入するのですが、この唾液に対して免疫反応を起こして、かゆみが生じるものと考えられています。

しかし、唾液に対してどのような反応を示すかには個人差があり、中にはかゆみをそれほど感じないという患者もいます。