毛ジラミ一匹が生む卵の数はどのくらい?

3~4週間に30個~40個ほど

アタマジラミやコロモジラミ、毛じらみは幼虫から成虫まで、オスメスともに宿主より吸血をし、血液を栄養源としていますが、どれも同じく人にのみ寄生し、人からのみ吸血をします。

吸血は1日に数回行われ、吸血した血液を栄養分として成長し、成虫となって交尾後にメスは産卵するようになります。

卵は毛根近くに産み付けられ、セメント様物質で毛に固定されます。

産卵後の卵は7日前後で1齢幼虫が孵化し、5~6日で脱皮、2齢となり、4~6日後に3齢となって、4~5日で成虫となります。そして、その1~2日後から卵を産み始めます。

生活環は3~4週間です。さらに成虫は3~4週間生存し、その間30~40個の卵を産みます。

成虫の特徴

毛じらみの成虫は、やや褐色を帯びた白色で、アタマジラミが楕円形であるのに比べて、円形に近く、触覚を持つ小さな頭部と3対の脚を持ちます。

第一脚は先端に細い爪を持ちますが、第二、第三の脚の先にはカニのような大きな爪を持っています。

このため、別名カニジラミ(crab lice)とも呼ばれます。

体長はオスの成虫で1.0~1.2mm、メスの成虫で0.8~1.0mmです。

卵は、灰色を帯びた白色で、光沢を持っており、卵円形で、毛に斜めに付き、毛の基部に近いほうがセメント様物質で固定されています。

また、毛じらみを駆除する際に用いられる、しらみ駆除剤の「スミスリンLシャンプータイプ」や「スミスリンパウダー」などがありますが、これは、あくまでも孵化した後の幼虫や成虫を駆除するものであって、卵自体は硬い殻で覆われているため、シャンプーは効きません。

なので、しらみ駆除剤の「スミスリンLシャンプータイプ」や「スミスリンパウダー」を使用する際は、長期的に、卵が孵化する7日かそれ以上の期間、使用し続ける必要があります。

また、陰毛だけでなく、周囲の毛や脇毛、胸毛、眉毛、まつ毛、頭髪等にも感染していることもあるので、そういった場所へもシャンプーをしたりパウダーを付けたりする必要があります。